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講座:01-1

ナノアーキテクトニクス


青野正和(写真)
青野正和
独立行政法人 物質・材料研究機構
ナノマテリアル研究所 所長
大阪大学大学院 工学研究科
精密科学専攻 教授

第1講: 現在開講中 [2時間] オンデマンドe-ラーニング 青野正和
第2講: 現在開講中 [90分] オンデマンドe-ラーニング 中山知信
第3講: 現在開講中 [90分] オンデマンドe-ラーニング 桑原裕司
第4講: 現在開講中 [90分] オンデマンドe-ラーニング 齋藤 彰
第5講: 現在開講中 [90分] オンデマンドe-ラーニング 大川祐司
第6講: 現在開講中 [90分] オンデマンドe-ラーニング 長谷川 剛
 
■第1講 ナノアーキテクトニクス 概論 青野正和 
ナノアーキテクトニクスとはナノスケールで構造を構築するための科学という意味です。次世代のナノエレクトロニクスにとって必要なさまざまなナノデバイスを構築するためにはさらに新しい技術、特にボトムアップ法と自己組織化法を結合し更にトップダウン法を融合した技術が必要になります。本講では、ナノアーキテクトニクスとはどのようなものかを説明して、次に青野グループで取り組んでいる最新の研究内容を紹介します。

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■第2講 走査トンネル顕微鏡から 中山知信 
走査プローブ・ナノ機能計測装置への展開
走査トンネル顕微鏡(STM)が発明されてから20年以上が経ち、STMは様々なプローブ型の装置へと発展して、ナノテクノロジーの基盤技術となっています。本講義では、走査トンネル顕微鏡法の基礎と応用、同手法の多様な発展、特に多探針化された走査プローブ顕微鏡について詳しく説明し、今後の可能性を探ります。今話題のフラーレンや、ナノチューブの計測結果も紹介します。

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カーボンナノチューブのトンネル電流誘起発光
 
■第3講 ナノ構造の機能計測と、 桑原裕司 
そのデバイス応用
人工的なナノスケール構造の機能をナノスケールのまま直接計測することは、デバイス応用に関して欠くことのできない技術です。本講義ではトンネル電流により誘起される微少な発光現象を利用したナノ構造の光物性を評価した結果を紹介します。また、金属クラスターを用いた新しいスイッチングデバイスについても紹介します。

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■第4講 量子ビームで見るナノ構造 齋藤 彰 
本講では走査型トンネル顕微鏡とともに、高輝度X線、およびイオンビームによるナノ構造評価法に焦点をあて解説します。特に、埋もれた界面や絶縁体、元素分析やピコメートルオーダーの3次元構造解析など、取得の困難な情報を得られる手法を、具体例とともに新しい試みとあわせて紹介します。

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連鎖反応を制御して作成したポリジアセチレンナノワイヤ
 
■第5講 分子デバイスとナノ配線 大川祐司 
個々の有機分子にエレクトロニクスデバイスとしての機能を持たせようという、分子デバイスの提案が注目されています。その実現のための一つの鍵が、デバイス間の相互配線技術です。ここでは、分子デバイスとナノ配線について、我々の研究成果を交えて紹介します。
・  分子デバイスの提案と現状
・  ナノワイヤーとナノ配線

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原子スイッチの動作原理
 
■第6講 金属量子接点とそのデバイス応用 長谷川 剛 
ナノスケールの微小接点を金属で形成すると、コンダクタンスの量子化を室温でも観測することができます。微小接点のサイズを制御することで、量子化コンダクタンス間のスイッチングも達成されています。金属量子接点は、サイズが既に原子スケールであり、従来のシリコントランジスタに代り得る可能性も秘めています。ここでは、金属量子接点とそのデバイス応用の現状について、我々の研究成果も交えて紹介します。
1.  量子化コンダクタンスの基礎
2.  金属量子接点の作製方法と観測結果
3.  量子化コンダクタンスの制御
4.  原子スイッチ



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